おしりと胃腸のコラム
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おしりと胃腸のコラム

炎症性腸疾患と大腸内視鏡診療の最新知見を学んできました

8月22日に大阪市で開催された「第40回関西胃腸疾患セミナー*に参加しました。

本セミナーでは、炎症性腸疾患(IBD)免疫チェックポイント阻害薬に関連する腸炎をテーマに、病態や診断、治療に関する最新の知見について学びました。

また、大腸内視鏡診療に関する講演では、大腸ポリープに対する最新の内視鏡切除手技についても取り上げられ、より安全で確実な治療を行うためのさまざまな工夫について知識を深める機会となりました。

翌8月23日には、奈良市で開催された「トレムフィア®発売1周年記念講演会 in Nara」に参加しました。

潰瘍性大腸炎・クローン病の新たな治療選択肢

トレムフィア®(グセルクマブ)は、既存治療で十分な効果が得られない中等症から重症の潰瘍性大腸炎およびクローン病に対して使用される生物学的製剤です。

炎症性腸疾患の病態に深く関与するサイトカインの一つであるIL-23(インターロイキン23)の働きを選択的に抑えることで、腸管の炎症を改善するIL-23阻害薬に分類されます。

講演では、薬剤の作用機序や適応、副作用への対応に加え、実際の治療症例や臨床成績についても紹介されました。

近年の炎症性腸疾患治療では、単に腹痛や下痢、血便などの症状を改善するだけではなく、内視鏡で腸管粘膜の炎症が十分に改善している「粘膜治癒(Mucosal Healing)」や、より良好な状態を長期的に維持することを目指した治療戦略が重要になっています。

今回の講演を通して、こうした治療目標を踏まえながら、患者さん一人ひとりの病状や治療歴に応じて治療薬を選択していくことの重要性を改めて認識しました。

より良い診療を提供するために

炎症性腸疾患の診療は近年大きく進歩し、生物学的製剤や新しい作用機序を持つ薬剤など、治療の選択肢は年々広がっています。

また、大腸内視鏡診療においても、ポリープの発見・診断から切除まで、より安全で質の高い診療を目指した技術が進歩しています。

当院でも、学会や研究会、講演会などを通じて最新の医学的知見やエビデンスを積極的に取り入れ、患者さん一人ひとりの病状や生活背景に応じた適切な診療を提供できるよう努めてまいります。

大腸内視鏡検査をご希望の方や、潰瘍性大腸炎・クローン病の治療についてお困りの方は、お気軽に当院へご相談ください。

👉 錦織病院の炎症性腸疾患外来詳細ページへ

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