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便秘・肛門機能外来

排便にまつわるさまざまな病気を扱います

便に関する悩みを、お気軽にご相談ください

「便が漏れる」「便が残っているように思う」「便秘が続く」「下痢が続く」「腹痛がある」などの排便に関する悩みはありませんか?

これらの症状を「自分はこういう体質だから仕方がない」「年齢によるものだ」「どこに相談していいかわからない」などの理由であきらめておられる方が多いと思います。

また命にかかわらないからと後回しにされがちで、恥ずかしさなどから日常生活に支障を感じながらも我慢しているのが現状ではないでしょうか。

一方で市販薬・サプリメント・便秘茶などの刺激性下剤や下痢止めなどの長期使用をされている場合も多いですが、これらは将来的に症状の悪化を引き起こすことが多いと報告されています。

便秘も便失禁も、身近な病気。お薬で、ほとんど改善します

「便秘」は推定患者数が1,000万人以上と予測され、10人に1人が悩んでいると言われるほど身近な病気です。

また、自分の意志に反して便が漏れてしまう「便失禁」という症状があります。
こちらの推定患者数も60歳以上で10人に1人と身近な病気です。

どちらの病気も受診されれば、7割以上の方がお薬などの保存的治療で改善されることがわかっています。

最近では精神的なストレスや環境により排便状態が変化する「過敏性腸症候群」の患者さんも増えています。

大腸がんが隠れていることもあります

便秘、下痢と思っていたら、大腸がんだったということもあります。
なかなか治らない「排便」「下痢」や「便失禁」に関する悩みは、当院の便秘・肛門機能外来にご相談ください。

便秘・肛門機能外来での診察

「便秘」「便失禁」「下痢」などは、さまざまな要素がからんでいます。

  • 大腸の運動機能の低下
  • 肛門の機能低下
  • 骨盤底筋のゆるみ
  • 食生活・排便のスタイルなど…
    肛門機能外来では、排便に関する困りごとの背景を探り、診断・治療を進めていきます。

診察の流れ

  1. 排便に関連した日常生活(排便習慣やお食事など)に関して問診します。
  2. 軽度な症状の場合は投薬のみでいったん経過をみます。
  3. 必要に応じて、大腸通過時間検査、直腸肛門機能検査、排便造影検査など特殊な検査を行います。
  4. 生活習慣指導やお薬、その他一人ひとりに合わせた治療法をご提案します。
  5. 排便機能にまつわる症状は、治療に時間がかかる場合も多いです。気長に治療を継続することも大切なポイントです。

検査の種類

大腸通過時間検査

排便回数の少ない、便秘の患者さんに行う検査です。大腸の動く速度・能力・便の通過する時間を調べます。

検査方法は、レントゲンに映る小さな粒(SITZMARKS®:ジッツマーク)を飲んでいただきます。
飲んでから下剤を使わない状態で5日後に、大腸のレントゲン撮影をして、便が大腸を通過する時間を推定します。

排便造影検査

排便困難や残便感の原因を調べるための検査です。

造影剤を肛門から直腸に注入したのち、その造影剤を排泄していただきます。
レントゲンでその様子を見て、排便状態に異常がないか確認します。

検査のための食事制限や下剤の服用、浣腸などはありません。

直腸肛門内圧測定、感覚機能検査

最新式デジタルの肛門内圧検査測定器(マノメトリー)により、肛門を締める筋肉(肛門括約筋)の測定や排便時の肛門の運動をリアルタイムに評価できます。
また肛門感覚検査では、肛門感覚の異常の有無について精査できます。便秘や便失禁や排便困難等の診断に用います。

大腸内視鏡検査

大腸に内視鏡を入れて、大腸の内部の状態をカメラで直接調べる検査です。

大腸内視鏡検査のページへ

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