検査実績
当院では、消化器の内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)や、超音波検査を行っています。また、レントゲンを使った胃透視や注腸検査、CT検査なども実施しています。
また便秘や便失禁に対しては特殊検査として、肛門内圧検査・排便造影検査・SITZマーク試験等を積極的に行なっています。
さまざまな角度から、高い精度で消化器の病気を検査できるように努めています。
胃カメラや大腸内視鏡検査やCTは、他院からの紹介患者さんの検査も多数行っております。
内視鏡的大腸ポリープ切除に関しては、H29年より当院での積極的な治療を開始いたしました。
胃カメラ・大腸内視鏡による検査数
■胃カメラ■大腸内視鏡
大腸ポリープ切除の実績
■大腸ポリープ切除
R1年 | R2年 | R3年 | R4年 | R5年 | 過去5年 | |
---|---|---|---|---|---|---|
胃内視鏡(胃カメラ) | 1518 | 1407 | 1661 | 1658 | 1638 | 7882 |
全大腸内視鏡 | 1361 | 1429 | 1787 | 1738 | 1770 | 8085 |
S状結腸内視鏡 | 150 | 183 | 220 | 254 | 226 | 1033 |
大腸ポリープ切除 | 446 | 517 | 661 | 629 | 596 | 2849 |
腹部超音波 | 1492 | 1304 | 1515 | 1487 | 1458 | 7256 |
胃透視 | 99 | 63 | 83 | 90 | 66 | 401 |
注腸 | 14 | 13 | 9 | 4 | 3 | 43 |
CT | 585 | 608 | 684 | 744 | 763 | 3384 |
検査総数 | 5665 | 5524 | 6620 | 6604 | 6520 | 30933 |
検査できる部位
手術実績
錦織病院では、年間約600件の手術を行っています。
当院では患者さんの病状を正確に診断し、座薬などの薬物治療がよいか、注射治療(硬化療法)がよいか、手術治療がよいか、経過をみながら適切な治療法を選択していきます。
坐剤等の保存療法を基本としながら、手術による根治が最善の治療だと考えられる場合には、患者さんに手術を提案しています。
肛門疾患全体での手術率は15%程度と、まずは座薬等の治療を行い、手術が必要な状況の方にのみ手術を行います。
また手術に関しては痛みが少なく、かつ根治性(しっかり治す)の高い治療を行っています。術後は入院のうえ、術後経過・排便状態の観察・指導をしっかり行っています。
■痔核■痔瘻■裂肛・肛門狭窄■肛門周囲膿瘍■直腸脱■鼡径ヘルニア■その他
R1年 | R2年 | R3年 | R4年 | R5年 | 過去5年 | |
---|---|---|---|---|---|---|
痔核根治術 | 230 | 245 | 241 | 248 | 233 | 1197 |
痔核硬化療法 | 6 | 7 | 4 | 3 | 4 | 24 |
痔瘻 | 101 | 83 | 116 | 102 | 105 | 507 |
裂肛・肛門狭窄 | 50 | 54 | 53 | 35 | 36 | 228 |
肛門周囲膿瘍 | 75 | 85 | 114 | 86 | 95 | 455 |
直腸脱 | 16 | 15 | 16 | 15 | 16 | 78 |
鼡径ヘルニア | 20 | 23 | 21 | 17 | 22 | 103 |
その他の肛門手術 | 31 | 39 | 46 | 51 | 53 | 220 |
手術総数 | 529 | 551 | 611 | 557 | 564 | 2812 |
病気について
痔核(じかく、いぼ痔)
肛門の内側にできる内痔核と肛門の外側にできる外痔核がある。
痔瘻(痔ろう、あな痔)
肛門周囲膿瘍が悪化したもの。
裂肛(れっこう、切れ痔)・肛門狭窄(こうもんきょうさく)
肛門の粘膜が切れて、出血する。さまざまな原因により肛門が狭くなる。
直腸脱(ちょくちょうだつ)
腸が肛門から出てしまう。出産経験のある女性に多い。
直腸瘤(ちょくちょうりゅう)
腸にできたコブが膣側に飛び出す状態。出産経験のある女性に多い。
鼠径ヘルニア(脱腸)
鼠径ヘルニアは、一般には「脱腸」と呼ばれている病気です。足のつけ根(鼠径部)がふくらみます。腹壁の穴からお腹の中の臓器(腸など)が皮膚のしがに脱出するために起こります。
当院で手術しております。