内視鏡検査
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胃内視鏡検査(胃カメラ)

当院では経験豊かな消化器内視鏡学会専門医が、月曜日~土曜日まで毎日胃カメラを行っています(祝日を除く)。

先端にカメラが付いた内視鏡を挿入し、咽頭・食道・胃・十二指腸の粘膜を直接観察できる検査です。
組織をとって良/悪性の診断(生検)やピロリ菌の有無を調べることもあります。

当院の麻酔を用いた苦痛の少ない胃カメラの特徴

特徴1 麻酔を用いた苦痛の少ない胃カメラ検査

当院では緊張と痛みを軽くするために、喉元(のどもと)の局所麻酔と点滴からの全身麻酔(静脈麻酔)を用い、リラックス状態で楽に受けていただけるよう検査を行っています。
専門医が年齢や既往症により薬の量を調整し、痛みや緊張に配慮しながら、短時間でかつ質の高い内視鏡検査を提供しています。

特徴2 5.8mmと細径の最新鋭内視鏡による診断

以前の内視鏡は太く、挿入時に苦痛が大きかったですが、当院では先端径がわずか5.8mmの最新内視鏡システムを導入しています。
検査の苦痛を大幅に軽減しながら、食道や胃の微細な病変を診断することが可能です。

特徴3 口からと鼻からの検査が好みでチョイス可能

口からの挿入で嘔吐反射が強い方は、鼻から挿入する経鼻内視鏡検査を行う場合があります。
経鼻内視鏡検査は舌の付け根に触れないため嘔吐反射は起こりにくいのがメリットです。
検査前に麻酔に時間を要することや鼻の奥が狭い方は鼻腔の痛みや鼻血が出ることがデメリットです。
その場合は口からの挿入に変更します。予約時にご相談ください。

特徴4 熟練した消化器内視鏡専門医による検査

当院では長年にわたり消化器内視鏡検査と治療に従事してきた医師のみが検査を行います。
専門医が最新内視鏡システムを使用することで精緻な検査を短時間に提供することで、苦痛や不快感も大幅に減らしつつ適切な診断を行っています。
また高次医療機関とも十分に連携がとれており、検査で胃や食道の病変が発見された場合は、ご紹介のうえ最適な治療をスムーズに受けていただけるようにしています。

胃内視鏡検査を受けていただきたい方

  • 胃が痛むことがある
  • 食事のあと、胃がもたれる、むかむかする
  • なんとなく胃の調子が悪い
  • ゲップ、胃酸の逆流、胸やのどのあたりが焼ける感じがある
  • 最近、食欲がない
  • お酒の量が多い(多かった)、または喫煙が多い(多かった)
  • 血縁者(3親等以内)に胃がん患者がいる方

検査で発見できる病気は?

慢性胃炎、急性胃炎などの胃炎、胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの消化性潰瘍、ピロリ菌の有無、ポリープ、胃がん、逆流性食道炎、食道がんなどがあるかどうかです。

胃内視鏡検査にかかる料金

  健康保険1割負担 健康保険3割負担 自費(自覚症状なし)
異常なし 約2,000円 約4,000円 約18,000円
組織検査あり 約3,000円 約8,000円 保険診療に切り替え

金額には、投薬料などは含んでおりませんので、おおよその金額になります。

胃カメラ/経口内視鏡検査の流れ

STEP1検査当日

開始予定時刻の15分以上前にご来院ください。

STEP2胃内視鏡検査

点滴の管から鎮静剤を注射します。検査時間は7分~8分です。

STEP3術後回復

鎮静剤がさめるまで、ゆっくりとお休みください。

STEP4説明

検査結果は組織検査の結果をふまえて後日外来にて説明をいたします。

ピロリ菌の検査・除菌

ピロリ菌とは、胃潰瘍(いかいよう)や胃炎の原因になる菌です。

ピロリ菌に長期間感染し、慢性胃炎の状態が続くと「胃がん」のリスクが高まると言われています。

当院ではピロリ菌の感染が心配な方や、すでに陽性と診断されていて除菌を希望している方を対象に、除菌治療を行っています。

錦織病院の検査方法

尿素呼気試験

呼気に含まれる成分でピロリ菌の有無がわかります。最も精度が高い方法です。
当院では院内に精密測定器を導入しているため検査日に判定可能です。(判定検査日の予約は必要です。)

便中抗原検査

便に含まれるピロリ菌の死菌の有無を確認します。身体への負担がなく菌の存在を判定できます。

血中抗体検査

ピロリ菌に感染すると、身体に抗体ができます。その抗体の有無を、血液検査で調べます。

内視鏡検査

実際に内視鏡で胃の中を観察して、胃粘膜に特徴的な症状があるかどうか、また粘膜を採取して感染しているかどうかを調べます。

保険診療でピロリ菌の「診断」「除菌」を行うには、この内視鏡検査(胃カメラ)が必須です。

ピロリ菌の除菌方法

ピロリ菌の除菌療法は、1種類の「胃酸の分泌を抑える薬」と2種類の「抗菌薬」の合計3剤を服用します。1日2回、7日間服用する治療法です。正しく薬を服用すれば1回目の除菌療法(1次除菌)の成功率は約90%です。失敗された10%の方も、半年以上あけてから抗菌薬を変更した2回目の除菌が可能です(2次除菌)。

副作用

軟便や下痢があり、その原因として、抗菌薬による腸内細菌のバランス変化等と考えられています。ほかに、味覚異常やアレルギー反応があらわれる人もいます。いずれもしばらく時間が経過することで治癒します。症状が強い場合は再診して相談し継続可能か判断します。

判定

一般には除菌後8週間以上してから、尿素呼気試験と便中抗原検査で行います。

血中抗体検査の場合は、除菌後6ヶ月以上してからの判定を行います。

診療のご案内

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