昨日4月1日より、新年度を迎えました。
当院でも心機一転、より質の高い医療を提供できるよう、気持ちを新たに日々の診療に取り組んでまいります。
今回のコラムでは、改めて肛門専門病院で診断される疾患とその治療についてご紹介いたします。
まず、肛門科を受診される患者さんの主な症状としては、
「肛門の痛み」「肛門のでき物」「肛門からの出血」が挙げられます。
これらに加えて、「便秘」「排便困難」「下痢」といった排便に関する症状も多くみられます。
診察は、まず問診票に基づいてこれまでの経過を確認することから始まります。
その後、肛門部および直腸の診察を行い、状態を直接観察します。診察自体は1分程度で終了することがほとんどです。
診察結果に基づいて、考えられる病気とその治療方針についてご説明します。
また、大腸の病気が疑われる場合には、大腸内視鏡検査の必要性についてお話しします。
肛門疾患の代表的なものは、痔核(いぼ痔)、裂肛(切れ痔)、痔瘻(あな痔)のいわゆる「三大疾患」です。
これに加え、肛門周囲の皮膚疾患や感染症も比較的多くみられます。
さらに近年では、高齢化に伴い、直腸脱や直腸瘤といった疾患も増加しています。
また、排便時の運動に関わる肛門括約筋の異常や、肛門狭窄などが原因となる排便困難の診断に至ることもあります。
当院では、初診時に多くの場合で直腸粘膜の観察を行っており、これにより潰瘍性大腸炎などの大腸疾患が早期に発見されるケースも少なくありません。
診断された疾患に対しては、内科的治療・外科的治療のいずれにも対応し、患者さん一人ひとりに適した治療を提供しています。
必要に応じて大腸内視鏡検査を実施し、大腸ポリープ切除や早期がんに対する内視鏡治療も行っています。
また、便秘症に対しても専門的な評価と継続的な治療を行っています。
さらに炎症性腸疾患に対しては、分子標的薬やJAK阻害薬などを用いた先進的な治療にも対応しています。
肛門・大腸疾患においては、適切な診断と早期治療が非常に重要です。
症状でお悩みの方は、どうぞお気軽に当院へご相談ください。







