令和8年最初のコラムでは5回連載で、肛門の病気別の『手術の必要性』について説明していきます。
最終回の5回目は肛門周囲膿瘍です。
【肛門周囲膿瘍】
肛門周囲膿瘍(のうよう)とは、肛門の周囲に感染がおこり、膿(うみ)が貯まる病気です。
症状は、ある日突然に、肛門周囲の腫れや赤みが生じ、徐々に痛みが強くなります。
悪化すると、座ることが困難になったり、発熱や身体のだるさといった症状もでてきます。
肛門周囲膿瘍の原因で多いものは
・痔瘻の初発段階・・・肛門の内側にある肛門腺という粘液を分泌する部分に細菌が侵入し、感染をおこし膿が徐々に貯まる状態です。
詳しくはコラム『痔瘻(じろう・あな痔)とはどんな病気?』の回を参照してください。
・膿皮症、化膿性粉瘤、バルトリン腺膿瘍・・・皮膚レベルでの感染症です
肛門周囲膿瘍が大きくなると、つぶれて膿が出てくる場合もありますが、自然に出ない場合は病院で膿を出す切開排膿手術が必要となります。
ごく小さいものでは抗生剤で治癒する場合もありますが、多くの場合は外科手術が必要になります。
肛門周囲膿瘍では早めの診断と治療が大切です。
症状がある方は当院へご相談ください。







