大阪で3月7日に開催されました潰瘍性大腸炎治療に関する『UC Master course in大阪』に参加してきました。
潰瘍性大腸炎に対する新規治療薬である、エトラシモド(ベルスピティ)に関するセミナーでした。
エトラシモドは、1日に1回1錠内服する薬剤で、2025年9月から使用が可能となった新薬です。
エトラシモドは、S1P(スフィンゴシン-1-リン酸)受容体を調節する作用を有します。エトラシモドは、リンパ球上に発現するS1P1受容体に結合し、リンパ球がリンパ節から循環血中へ移動するのを抑制することで、潰瘍性大腸炎における大腸内の炎症を抑制します。
対象となるのは潰瘍性大腸炎の炎症が、中等度~比較的軽症よりの場合となります。
副作用としては徐脈や黄斑浮腫、肝機能障害等がありますが、安全性は比較的高い薬剤です。
作用の仕方、適応、副作用など大変勉強となるセミナーでした。
潰瘍性大腸炎の症状経過は患者さんごとに多様であり、また経時的な変化にも富みます。
日々進歩する炎症性腸疾患診療ですが、最適な医療提供ができるよう、今後も日常診療を行っていきます。







