英文誌のJournal of the Anus, Rectum and Colonに当院の直腸脱手術に関する論文が掲載されました。
タイトルは「Outcomes of the Gant-Miwa-Thiersch Procedure Using the Leeds-Keio Mesh for Rectal Prolapse」です。
高齢の患者さんが大半をしめる直腸脱に対し、ダメージが極力少ない肛門からアプローチするGant-Miwa-Thiersch法という術式です。
Thiersch法という術式では、肛門周囲に肛門括約筋を補強する糸を挿入します。
当院では2012年より直腸脱手術用に開発された人工靱帯を用いた手術を行いこれまで全国学会等で報告してきました。
同法での多数例での検討・論文報告は世界初となります。
これからも肛門外科分野の発展に貢献できるよう、奈良県より全国に、世界に、学会・論文発表を継続していきます。