潰瘍性大腸炎は近年増加傾向にあり、25万~30万人とされています。当院でも約300人の患者さんが通院されています。
詳細は『潰瘍性大腸炎・・・病気の説明』のコラム回をご参照ください。
潰瘍性大腸炎では、発症からの時間経過が長くなるほど大腸癌の発症リスクが高まることが知られています。
潰瘍性大腸炎の癌化の主なリスク・危険因子には以下のようなものがあります。
・長期の罹患: 罹病期間が10年以上になると、がんのリスクが上昇するとされています。
・炎症の範囲: 大腸全体に炎症が及ぶ「全大腸炎型」や下行結腸・S状結腸に炎症が及ぶ「左側大腸炎型」の場合、直腸のみの「直腸炎型」よりもリスクが高くなります。
・炎症の強さ: 潰瘍性大腸炎による粘膜の炎症が強い状態が続くと、発癌リスクが高まります。
・合併症: 原発性硬化性胆管炎という別の疾患を合併している場合、リスクが上昇します。
潰瘍性大腸炎の発癌の予防と診断
・寛解維持の重要性・・・粘膜の持続的な炎症が続くと、癌化のリスクが高くなります。5-ASA製剤を中心とした薬物療法による寛解維持療法が、がんの抑制に重要です。
詳細は『潰瘍性大腸炎治療の基本薬5-ASA製剤とは?』のコラム回をご参照ください。
・定期的な内視鏡検査: 発症から8〜10年経過後より癌化のリスクが上昇します。年1回程度の大腸内視鏡検査(サーベイランス)が大切です。その際に組織検査を行い診断をすすめる場合があります。
当院では炎症性腸疾患治療を専門的に行っています。潰瘍性大腸炎やクローン病治療でお困りの際は当院へご相談ください。







