日本人の癌患者数において、大腸癌は男女とも患者数が第2位と非常に多くなっています。
大腸癌は進行してしまうまで、ほとんど症状がありません。
大腸癌検診には便潜血検査と大腸内視鏡検査があります。
今回は便潜血検査について述べます。
便潜血検査は、採取した便に、ポリープや癌から出た人の目では見えない微量の出血がないかを調べる検査です。
便潜血検査の陽性率は約5~7%です。
その陽性反応がでた方に大腸がんが発見される確率は約2~3%、大腸ポリープが発見される確率は約25~30%と言われています。
便潜血検査陽性だから絶対に大腸癌という意味ではありませんが、1/3の方には大腸ポリープ等の治療が必要な病気が見つかります。
まだ大腸癌検診を受けられていない方は、「年に1回の便潜血検査」または「3年に1回の大腸内視鏡検査」を推奨します。
当院では毎日検査を行っておりますのでご相談ください。