排便時に「出血」や「痛み」があったり、肛門が裂ける感じがある場合、裂肛(れっこう)「切れ痔」かなと感じます。
しかし、しばらく放置していると途中から「切れ痔」なのに「いぼ痔」のような症状が出てくる事があります。
これは「切れ痔」が慢性化した際に、肛門の内側にできる肛門ポリープや、
肛門の外側にできる皮垂(みはりいぼ)による症状です。
肛門ポリープは最初は数ミリ程度と小さいですが、放置しておくと2~3センチ程度まで大きくなることがあります。
大きくなると排便時に引っかかるため痛みや不快感が強くなり、さらに「切れ痔」の部分を刺激することで治りにくくなります。肛門ポリープはサイズが大きくなりすぎると外科手術の対象となります。
また皮垂(みはりいぼ)に関しても、経過が長い場合は裂肛が治っても小さくならない場合があります。
肛門疾患は早期の正確な診断と適切な治療が大切です。
症状でお困りの方は当院へご相談ください。