おしりと胃腸のコラム
  1. HOME
  2. おしりと胃腸のコラム
  3. アーカイブ

おしりと胃腸のコラム

増加傾向の『便失禁』について

便失禁とは、自分の意思に反して、便やガスが肛門から漏れてしまう状態です。病気としての頻度も高く、QOL(生活の質)を低下させる疾患です。

 便失禁の発症は年齢とともに増えますが、比較的若い方でも生じる場合があります。また女性の方が多い傾向にありますが、男性にも認めます。

 

便の漏れ方や状態により、主に以下の4つのタイプに分類されます。

切迫性便失禁:便意は分かるが、トイレまで我慢できずに漏れてしまう状態。

漏出性便失禁:気づかないうちに便が漏れてしまう。気が付かないうち下着が汚れる。

混合性便失禁:上記2つの特徴を併せ持つもの。

ガス失禁:ガス(おなら)だけが漏れてしまうもの。

 

原因として最多は加齢により、肛門をしめる肛門括約筋や骨盤底筋の筋力低下や肛門の感覚の低下が挙げられます。また脊髄神経障害、肛門手術や出産(会陰切開など)による括約筋ダメージ、出産時の会陰神経障害、原因不明の特発性などがあります。

 

治療法はまずは、食事・排便習慣の見直し、便秘や下痢の改善です。

運動療法として肛門周囲の筋力を鍛えるトレーニング(骨盤底筋体操)、バイオフィードバック療法があります。

皮膚の下に心臓ペースメーカーのような小型の刺激装置を植え込み、排泄に関わる仙骨神経に持続的な電気刺激を与えることで肛門括約筋の収縮を強くする仙骨神経刺激装置植込術という方法もあり、全国の一部の施設で行われています。

 

便失禁は決して珍しい病気ではありません。恥ずかしい気持ちもあると思いますが、まずは肛門機能検査などで原因を知ることで

便失禁症状でお悩みの方は、当院へご相談ください。

👉 詳細はホームページの便秘・肛門機能外来へ

OL

診療のご案内

  • 内視鏡外来(胃・大腸)
  • 肛門科
  • 内科
  • 糖尿病・内分泌内科
  • 便秘・排便機能外来