おしりと胃腸のコラム
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各肛門の病気における手術の必要性や手術率は? ①痔核編

令和8年最初のコラムでは5回連載で、肛門の病気別の『手術の必要性』について説明していきます。

【痔核:いぼ痔】

2018年~2024年の7年間で、当院へ受診された痔核の初診患者さんは10021名でした。この中で手術を受けられた方は1453人で、手術率は14.7%でした。これは100人の患者さんのうち、約85人は座薬や軟膏などの内科的を行い、15人が手術を受けられたことを意味します。

 

全国的にみて、肛門科専門病院における痔核の手術率は10~20%が標準です。

これよりも極端に少ないと「手術すべき場合に手術をしていない」、一方で極端に多いと「手術が必要のない場合にも手術を行っている」とも考えられます。

 

肛門科専門病院における『痔核で手術が必要となる条件』は概ね一致しています。以下が代表的な痔核で手術が必要となる場合です。

✔ 排便のたびに脱肛し、指で押し込んでもすぐ出てきたり、歩いているときに脱肛するなどでは、日常生活が困難となり、手術が必要となります。

✔ 座薬などを使っても効果があまりなかったり、何度も再発する場合も手術を考慮すべき状況です。内科的治療を続けても治らないという事です。

✔ 裂肛や肛門が狭い状況がある場合も、内科治療では改善しないことが多く手術を考慮すべき状況です。

✔ ALTA硬化療法後の再発では内科的な治療で改善しない場合が多いです。

 

以上が『痔核で手術が必要となる条件』ですが、最も大切なことは、患者さん自身が「手術を希望する」か、「内科的な治療の継続を希望する」かです。

専門の医師としては手術が必要と考えた場合は、その理由を含め、手術適応であることをお伝えさせていただきます。

このことは不必要に長い通院を回避し、早期に患者さん自身の生活の質:QOLの向上につながるからです。

 

当院では手術適応について当院では患者さんの希望を尊重し、慎重に決定しております。

痔の症状でお困りの際は当院へご相談ください。

 

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