潰瘍性大腸炎とクローン病の2種類がある炎症性腸疾患:IBDの治療は、近年目覚ましい進歩を遂げ、治療選択肢が増えてきました。
難渋してきたIBD治療を大きく変えたのが抗TNFα抗体製剤に代表される生物学的製剤の登場です。
2002年に初めてIBD治療において抗TNF-α抗体製剤であるインフリキシマブ(レミケード)が保険適用になりました。続いて、2010年にアダリムマブ(ヒュミラ)が承認され、2017年にはゴリムマブ(シンポニー)が承認されました。
IBD患者さんではTNF-αと呼ばれる炎症を引き起こす生体物質が過剰に産生され、腸管粘膜に炎症が生じています。このTNF-αの作用を抑える薬が抗TNF-α抗体製剤です。
症状改善効果が速く、有効率は特にクローン病患者さんで高いです。
副作用としては感染症やアレルギー反応があります。
レミケードは8週ごとの点滴注射、ヒュミラは2週ごとの皮下注射、シンポニーは4週ごとの皮下注射を行います。皮下注射は自己投与が可能です。
IBD治療でお悩みの方は当院へご相談ください。