痔核(いぼ痔)ができる原因として、これまで2つの説があります。
一つ目は「静脈瘤説」で、肛門にある痔静脈叢という血管の集まりが膨れて「静脈瘤」ができるという考えです。
肛門部には、クッションの役割を果たす痔静脈叢があります。このクッション組織が、排便時の強いいきみ、便秘、長時間の座り仕事、重い荷物を持つ仕事などにより、うっ血して腫れ上がることがあります。
二つ目の説は「肛門クッション滑脱説」で、肛門を支える組織が弱くなり、痔が脱出してくるという考えです。
同様に排便時の強いいきみ、便秘、長時間の座り仕事、重い荷物を持つ仕事などにより肛門に負担がかかり発症します。
便秘の解消や排便時間の短縮、また同じ姿勢をとり続けないなどの工夫が大切です。
治療は軟膏投与と便通の改善が基本となります。
痔の症状でお困りの方は当院へご確認ください。