内痔核の脱出の程度による分類にGoligher(ゴリガー)の病期分類があります。
痔の診断と治療に関して重要な考えかたですので、今回説明します。
病状の程度は下の4段階に分かれています。
Ⅰ度:排便時にうっ血し、肛門内で膨隆する。
Ⅱ度:排便時に内痔核が脱出するが、排便後に自然還納する。
Ⅲ度:脱出を納めるのに用手的還納を要する。
Ⅳ度:痔核が大きく外痔核まで一塊化しているため完全には還納できない。
Ⅰ度からⅣ度にむけて徐々に痔の程度は悪化していきます。
Goligherの病期分類が重要なのは、その程度により痔の治療が異なるからです。
病期分類と治療方法の選択については、また痔核の治療の回にブログで書かせていただきます。
痔の症状でお困りの方は、当院へご相談ください。